特に暑いわけでもなく汗をかくのが、多汗症です。
原因はすべて解明されたわけではありませんが、次のようなものが考えられます。
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多汗症の主な原因とは?

ストレス
強いストレスにさらされると、交感神経が活発になって、汗を大量にかきます。
緊張すると、汗をかくのはこのためです。
ホルモンバランスの異常
ホルモンを調整するのは、視床下部ですが、ここが乱れると、ホルモンと同時に交感神経の働きもおかしくなり、汗をかきます。
その他、代謝異常、循環器の疾患、中枢神経の異常、遺伝などが原因とされています。
多汗症に効果のある漢方薬の紹介
このような多汗症に対して、漢方ではどのような種類の薬が処方されるのでしょうか。
漢方薬の名前と効果のある症状をご紹介します。
自分の体調や、症状と照らし合わせて参考にしてください。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
比較的体力ある方に出されることが多い漢方です。
緊張して、汗が大量に出る方に処方されます。
緊張を緩め、精神を安定化させます。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
体力のない方や更年期障害による多汗症の方に処方されます。
体がポカポカしてしまう人やホルモンバランスが乱れてしまう人向けです。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
体力のない人に処方されます。
利水作用がある生薬を含み、むくみを取り除きます。
汗かきで疲れやすく、色白で太りやすい方が対象です。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
比較的体力がある方で、皮膚の色が浅黒く、手足の裏に脂汗をかきやすい人に処方されます。
鼻炎などに効く薬とされていますが、余分にたまった体内の水(すい)を取り除きます。
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
体が弱く、疲れやすい人に処方されます。
特に寝汗には有効です。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
体が弱く、疲れやすい人に処方されます。
どちらかというと女性向きです。
血液循環をよくし、体を温めるとともに、のぼせなどを取り除きます。
自律神経の不調による多汗症に効果的です。
多汗症に効果のある漢方薬まとめ
以上いくつか紹介しましたが、多汗症に効く漢方薬は他にもあります。
ご自身の体質、病歴などによって、出る薬がちがってくるので、漢方医や漢方薬局とよく相談してください。
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