汗が多量に出てしまう多汗症に日々の生活で困ってしまっている方は少なくありません。
多汗症で病院の診察を受ける場合、何科が適切であるかといわれると、基本的には皮膚科となります。
特に最近では、多汗症を専門とする外来があります。
多汗症の心配がある場合は、そちらの受診をお勧めします。
《目次》気になるところから読む!
多汗症は、まず皮膚科を受診しましょう

- 糖尿病
- バセドウ病やパーキンソン病
- 妊娠
これらが原因で、多汗症が隠れている場合があります。
その場合も、まずは皮膚科から受診しましょう。
皮膚科で原因の発見を行い、何科にかかればいいのか指導してもらえます。
それにより、治療をスムーズに進めることができます。
多汗症の治療の進め方
治療では薬が処方されますが、内服薬・外用薬と様々あります。
精神安定剤の処方
例えば、少し緊張しただけでびっしょりと汗をかいてしまい、日常生活に支障が出てしまうような場合、精神安定剤が処方されます。
制汗作用のある外用薬
汗を直接抑えるためには、制汗作用のある外用薬が使用されます。
塩化アルミニウム水溶液の外用薬の処方
皮膚の健康に異常がない場合、塩化アルミニウム水溶液の外用薬が処方されます。
塩化アルミニウムには汗が出てくる汗管の細胞に直接働きかけることで、汗管を閉じる作用を持っています。
それにより、汗の量を抑えるという仕組みになっています。
この塩化アルミニウム外用療法は非常に効果的であると言われています。
しかし効果は一過性のものであるため、継続して治療を行う必要があります。
また、皮膚に刺激性を持つことが副作用として知られています。
医師の指導のもと治療を行う必要があります。
内服薬の抗コリン剤の処方
これらのほかには、内服薬の抗コリン剤を使用し、副交感神経を遮断することで、発汗を抑える治療法があります。
ただし、薬の種類や症状、体質などにより効果に個人差が現れます。
副作用としては、口の渇きや眠気、排尿障害などが認められる可能性もあります。
多汗症は精神疾患併発のリスクも!
多汗症は汗が多いという症状のほかにも、精神的苦痛などのストレスが伴います。
二次障害としてうつ病などの精神疾患を併発するリスクが高くなります。
その場合、自律神経失調症向けの薬や副交感神経遮断作用を持つ抗不安剤が処方されることになります。
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