日本人の中では、1%~2%の人が多汗症に悩んでいると言われています。
意外と少ないと思われがちですが、実際に治療に訪れる人はごくわずかです。
実際にはもっと多くの人が多汗症の症状で悩んでいます。
《目次》気になるところから読む!
多汗症の症状について
顔や手、足などを中心に、通常よりも汗が多く出るのが特徴です。
原因がはっきり特定できないものもあり、制汗対策か手術をする方法しかないと思っている方もいます。
精神的なものが原因で多汗症となっている場合もあります。
心療内科で適切な治療をすることで、嘘のように汗が減ったという事例が多いのが事実です。
このケースは、緊張性多汗症とよばれるもので、文字のごとく、緊張や不安、興奮などの精神的活動が影響するものです。
緊張性多汗症の治療には心療内科を受診しましょう
通常、私たちの発汗という症状は、自律神経でコントロールされています。
自律神経は、交感神経と副交感神経とでなっています。
交感神経が刺激されると発汗を誘発する
ストレスや何等かの理由で交感神経が刺激されると、発汗が多くなる傾向があります。
これは、多汗症の人のみならず、誰にでも当てはまるものです。
副交感神経が優位になると発汗が抑えられる
逆に、副交感神経が優位な時は、汗の量が減り、精神はとてもリラックスした状態になります。
この2つのバランスで私たちの自律神経は汗をコントロールしています。
ストレス状態が長いと、常に交感神経が刺激され、多汗症になってしまうと言われています。
予期不安も原因の一つ
また、物事が起こる前から、「どうしよう」と不安になってしまい、それを想像するだけで、汗が出てくる人もいます。
これは予期不安と言い、緊張性多汗症に最も強く関わっていると言われています。
心療内科が多汗症に治療効果のある理由
身体に特に異常が無かった場合、心療内科での治療を行います。
どのような治療をするのかいくつかご紹介します。
ボトックス注射
「汗が出たらどうしよう」という不安に駆られることが多いケースに使います。
ボトックス注射を打ち、数回、汗を抑えることで、「自分は大丈夫だ」という安心感が生まれます。
抗不安剤
抗不安剤の服用で、緊張を抑えることで、発汗が抑えられるケースもあります。
このように、心療内科では個人の心の状態を考慮して、最も適した治療が行われます。
気にならなくなったらいつの間にか改善した、という事例も少なくないのです。
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